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私的・比叡山観光案内(京都側ルート)[増補改訂版]

2009年の新婚旅行は、比叡山延暦寺巡りでした(地味)。

どうした風の吹き回しか、4年経った今、叡山のふもと一乗寺に住み、延暦寺は気軽に詣でることができるスポットになりました。しかし今考えても、比叡山は、市内の一般的な観光地に比べ、少し行きにくく、まとまった情報が多くありません。

かつて京都を観光で訪れ、いまは「地元」で暮らしている視点から、参詣に役立ちそうな情報をまとめてお届けします。

※初出:2009/7/20。2013/5/25頃の再訪を機に大幅加筆したバージョンアップ版です。

概略:観光地としての比叡山延暦寺

そもそも「比叡山観光」って?

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比叡山頂はいくつかの「エリア」に分かれていますが、狭義の比叡山延暦寺は、「東塔エリア」の「根本中堂」(国宝)を指すようです。根本中堂は、滋賀側の玄関である坂本ケーブルのケーブル延暦寺駅やバスターミナルに隣接しており、食事ができる延暦寺会館や土産物屋があります。参拝計画を立てるときは、まず根本中堂を目指すとよいでしょう。

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国宝でもあり観光地なので、平日昼前でも普通に混んでいます。
(しかしなぜプロテスタント系の女子高で修学旅行が延暦寺なのか…)

東塔エリアにはもう一つ、朱塗りの「阿弥陀堂」(↓写真)という大きな建物があります。阿弥陀堂からはよく南無阿弥陀仏の読経の声が聞こえ、法要中でも中に入って見学ができます。

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阿弥陀堂・根本中堂を取り巻く「東塔エリア」から少し離れた「西塔エリア」には、石段を下りた正面の「浄土院」(↓写真)、もう少し先に行くと「釈迦堂」という大きな建物があり、その周りにも由緒ある建物が点在しています。

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この辺りを巡るのが、比叡山頂での過ごし方になるでしょう。山頂付近には「ガーデンミュージアム」があるほか、地図に載っている見所は他にもいくつかあります。

それから、比叡山の公式説明では、東塔・西塔に加え「横川(よかわ)」というエリアを含めた3エリア、と書いてあるのですが、横川地区はケーブル比叡から東塔までの導線からかなり離れており、筆者は過去2度とも足を伸ばしていません。西塔エリアから徒歩70分、バスを利用するにしても東塔のターミナルから出ているのは繁忙期すら1時間に2本(30分間隔)なので勇気が要ります。西塔・東塔の行き来だけなら半日で行けますが、横川も網羅するなら、お弁当を持って1日コースで考えるのがよいでしょう(食事ができる場所もごく限られるため)。

京都市内から比叡山延暦寺へ

さて、延暦寺界隈を目指すには、大きく「京都ルート」と「滋賀(坂本)ルート」があります。

この記事では、主に京都側のルートについて詳しく紹介します。

八瀬比叡山口駅から、ケーブルカー&ロープウェイで

京都側から東塔・根本中堂に至る標準的なアクセスは、ケーブルカー&ロープウェイを使う方法です。

  • 叡山電車・八瀬比叡山口からケーブルカーで、ケーブル比叡駅へ(530円)
  • ロープウェイに乗り継いで、比叡山頂駅へ(310円)
  • 比叡山頂駅からシャトルバスで東塔・根本中堂へ(160円)

ケーブル比叡から山頂まで徒歩40分、山頂から東塔まで徒歩30分です。時間と体力次第で、交通費削減のために歩くのもよいでしょう。

※ちなみに本ブログ別記事で、ケーブルカーを使わず下界から山頂まで歩いて上がる登山道「雲母坂ルート」を紹介しています。叡電修学院駅から山頂まで、約120分。山頂から西塔・東塔に至る道の景色もそちらで紹介します。

叡電出町柳に行きにくい問題をどうするか

比叡山の玄関口である八瀬比叡山口駅は、叡山電鉄・出町柳駅から7駅14分・260円です。でも、京都に引っ越す前は、京都駅から「出町柳」への行き方がよく分かりませんでした(引っ越した今でも、叡電沿いから京都駅に出るのは本当に面倒です)。

乗り換え案内で素直に「京都駅から八瀬比叡山口」を検索すると、いろいろなルートが出てきますが、おすすめは「七条まで歩いて京阪特急に乗る」です。

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抱える荷物の量にもよりますが、駅前周辺のホテルなどを拠点にして身軽なら、約15分の散歩です(筆者初回は七条西洞院の友人宅から15分程度)。七条から出町柳は特急3駅7分、あっという間です。

ちなみに、その他の選択肢について簡単にコメントしておきますと、

  • JR東福寺乗り換え ⇒奈良線の本数が少ない&東福寺は特急通過駅なので、タイミングによってはすごく待ち時間がかかります。
  • 地下鉄烏丸線・烏丸御池(乗り換え)東西線京阪三条乗り換え ⇒乗り換え回数が多い。。
  • 京都駅から市バスを使う ⇒時間がかかりすぎます。

ということで、いやな感じです(近鉄丹波橋や伏見の乗り換えはもっとかかる)。どうせ地下鉄を使うなら、烏丸線の終着・国際会館駅がターミナルなので、そこから京都バス「大原行き」に乗車、「八瀬駅前」で降りるのが案外早いです(下図は市営5系統と出ていますが京都バス19系統なら一本です)

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東塔からの帰りはバスで一眠り?

根本中堂までたどりついて一息ついてしまうと、どうやって帰ろうかと迷います。引き返してロープウェイとケーブルで降りてもいいのですが、らくちんなのは延暦寺バスセンターから、三条京阪・京都駅行きの路線バスに乗ってしまう方法です。本数は1時間1本程度と限られますが、三条京阪まで55分・京都駅まで1時間15分。800円。寝ていけるのがいいところです(行きにバスを使うのは、、山道1時間は酔うし疲れちゃうのでほんとにお勧めしません。。)。

東塔エリアからは、滋賀側に降りる坂本ケーブルの延暦寺駅もすぐそば。「縁福」の文字が記された切符でケーブル坂本駅に降り、連絡バスでJR比叡山坂本駅に出ると、実は湖西線で京都駅まで最速14分(ケーブル延暦寺から計40分ほど)で戻れてしまいます。ただし京阪坂本から石山坂本線・浜大津経由で三条に出るルートは、駅数が多くて超時間かかるので注意。。ケーブル坂本からJR比叡山坂本も、徒歩の場合は30分弱かかると思います。

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信長の比叡山焼き討ちは、坂本側からでした。

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ということで、アクセスが難しい比叡山ですが、西塔・釈迦堂の重厚さ、東塔・阿弥陀堂の特徴的な読経、そして根本中堂の(混み具合によって快適さの度合いはあれど)本堂の壮大さなど、通うほどに奥深いところです。京都にお越しの際は、ぜひ少し足を伸ばしてみてください。

参考リンク

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