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社会人3年目のプロボノ・エクスペリエンス。「昭和の記憶」プロジェクト顛末記

2009年7月にスタートした、サービスグラント「昭和の記憶」プロジェクトが、無事、完了しました。2010年4月26日の納品&打ち上げまで、活動期間は、9ヶ月。

サービスグラントのことは、先日のワールドビジネスサテライトで特集された「プロボノ」というキーワードでご存知の方も多いのでは。普通のボランティアとは一味違う、社会貢献のかたち。サービスグラントは、クリエイターやマーケッターが「スキル・ボランティア」としてチームを組み、NPOに対して無償で、専門性を活かしたサービスを提供するプロジェクトです。

今回わたしが参画したのは、NPO「昭和の記憶」の、Webサイトリニューアル。マーケター2名、コピーライター1名、デザイナー1名、プログラマー1名からなるチームの、プロジェクトマネージャーを務めさせていただきました。

このプロジェクトでは、当初スコープが迷走したり、事業の根本ともいえるコンセプトワードが変更になったり(「孫ボラ」というキーワードは中間提案「後」に我々から提案)、波乱万丈でしたが、なんとかやり遂げることができました。

いろんな事件(笑)のことは、おいおい書いていきたいと思いますが、最終的にクライアントであるNPO昭和の記憶の代表理事・瀧澤さんから、次のコメントをいただけたことは、PMとして最大の喜びでした。

「プロジェクトの9ヶ月間、やりとりをしていて、一度も、不愉快・不満に思うことがなかったです」

チーム最年少のPMとして意識したことは「コミュニケーションの量」「メンバーを引き立てるリーダーシップ」でした。どちらも十分できたわけではありませんが…

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「コミュニケーションの量」は、特に瀧澤さんと電話でのやりとりを密にして、作業の進捗を伝えて安心してもらったり、必要な情報を必要なタイミングまでにもらえるようにすること。会議の議事録はすぐMLに流すこと。作業が遅れ気味だったり、MTGの出欠確認がまだのときは、適切なタイミングで促すこと。数少ない対面会議の場を最大限活用するための準備をしっかりすること。…って、仕事として基本のことだらけですよね、はい。

PMを拝命して一番始めにやったことは、関係者全員の電話番号とメールアドレスを、メモリに登録することでした。以前小室ファミリーの幹事リーダーをやったときも同じ方法をとって、うまくいきました。イニシアチブが重要です。逆に、なんとなく連絡を渋っていると後から痛い目に会います。何度か、確認連絡を途中で止めちゃって全体が遅れたことがあり、かなり反省しています。

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「メンバーを引き立てるリーダーシップ」は特に難しかった。チーム最年長のコピーライターは50代の大ベテラン(母と同い年ぐらい…)だし、それぞれがプロフェッショナルなので、自分が上に立つようなリーダーシップは無理。『サーバント・リーダーシップ』を読みながら試行錯誤でしたが、「めんどくさいことは自分が引き受け、プロフェッショナリティを発揮するところに注力してもらう」という方針で、率先して声を上げることだけはしっかりやりました。

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このプロジェクトで得たPMとしての経験は、本当に即、本業に返ってきます。とてもチャレンジングで、成長感があり、面白い9ヶ月間でした。これがきっかけにもなって、今後は「ひとを動かす」仕事に、より注力していくことになりそうです。

これからスキルボランティアとして登録される方がもしお読みであれば、「プロジェクトマネージャー」としての登録を強くお勧めします!部下がいたり、プロマネ経験がある方はもちろん、経験がなくても真摯さがあればなんとかなります。不足しがちなポジションですし。プロボノ活動における、ボランティアの自律性について、いろいろお話したいです。

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