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学習プロセスとしての簿記3級

「簿記ってよくできてるなあ。。」などとつぶやきながら、日商簿記3級に合格しました。

勉強会コミュニティなども活用させてもらいながら、2ヶ月30時間ぐらいの集中投下で、財務の基礎の基礎を押さえることができたように思います。大学を卒業してから久々の勉強っぽい勉強は、楽しかった。

studying till the sun goes down
Creative Commons License photo credit: jekert gwapo

この簿記3級、勉強しながら、その学習プロセスの美しさに、たびたび唸ってしまいました。

簿記3級のゴールは、「B/S(貸借対照表)とP/L(損益計算書)の作成」。そこにたどり着くまでのステップがそのまま問題構成となっています。

クライマックスは第5問「精算表」。精算表を解くためには「決算仕訳(繰延・見越・売上原価・減価償却)」に加え、第3問「試算表」を完璧にマスターしていなければいけない。「試算表」を作る作業は、計算用紙にひたすら仕訳を書いていく。試算表をスピーディかつ正確に解く秘訣は、仕訳の「パターン学習」に尽きる。第1問の仕訳問題から、一つ一つ積み上げていかなければ合格点に達しないわけです。

これから3級を受ける方は、ざっとテキストを通読した上で、過去問の第3問と第5問の解答の過程を、解説を見ながら書いてみるといいかもしれません。それぞれの仕訳パターンがどんな風に問われ、どんな風に最終形に落ちてくるのか、イメージが湧くと思います。そうすると、キモは瑣末な勘定科目の丸暗記ではなく、「問われ方」のパターン暗記であることに気づくと思います。仕訳も、「お金払う系(左に仕入)」「お金もらう系(右に売上)」「相殺(左右ひっくり返す)」の3パターンで覚えたら、問題を読みながらシャープペンシルが動くくらいになりました。

調子に乗って2級のインプットにも着手しましたが、これまたよくできています。商業簿記編だけで見ても、3級で学んだそれぞれのプロセスが少しずつ複雑化するだけで、大枠の「B/S & P/Lができるまでの流れ」は学習済み。それでいて、為替手形や減価償却など、3級の難所は完璧に理解しておかなければ、とても手に負えません。逆に言うと、3級ばっちり受かるぐらい理解していれば、2級は見通しが立ちます。

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2010年6月度、川崎商工会議所の3級合格率は、2級よりも低い27.9%。(そりゃあ、第3問が意表を突く貸借対照表だったり、債券の問題が出たりしましたし。。)
でも、当日敵前逃亡が半分、やる気のない強制受験の高校生などが合格率を下げているといいますから、過去問をやりこんで臨めば、きっと受かります。個人事業主・フリーランスをめざす方、基礎から会計・財務を学びたい方、株式投資用の企業評価をしたい方。意外に多い簿記仲間と一緒に、勉強してみてはいかがでしょう。

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