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[勝手に文字起こし #2]24H仕事百貨 84ism 江口晋太朗さん

#24hsgt100 調子に乗って第2弾です。ちょうどぴったり同年代、ハチヨンイズム副編集長の江口晋太朗さんの回を書き起こしてみました。

「若い人の『やりたい』を世の中が応援する社会」を志向するETIC.と、「若い人が思いを実現する場づくり」を志向する江口さんの話は、なんだか共通点もあって。若いって大事ですね。

素直に起こしたら昨日の倍(6,000字ぐらい!)になりました。話し方によって単位時間あたりの文字量は全然違うことを実感しました。だだうち2周、今回は編集に時間をかけて、2時間半ぐらいかかりました。第3弾は、週末まで一休みです。誰のを聴こうかな…

★PDF版@Scribdはこちらから!


▼25歳、30歳、20歳、それぞれの「同年代」観

84ismは正直趣味で作ったと言うか、仲間内で作ったメディアなんですけど。

名前の通り、84年生まれです。去年誕生日を迎えて、年末に友人と呑んでるときに、25歳から30歳までの間ってけっこう重要だよねって話になって。その1つ前、20歳だとまだ、学校とか恋人の話とか止まりなんですけど、25歳を迎えて社会人2年目3年目の人が増えた時に、結婚だとか仕事だとか育児だとか、自分の将来どうするかって考えが巡る中で、同年代が考えてることや価値観に、真に向き合うことがちょっとずつできるようになるのかなって。

僕自身、まだ学校に通ってて。高校卒業して22まで働いて、辞めて大学に入ったっていう、ひとと違った過ごしかたをしてきたので、自分はどうやって生きていこうかとか、他の人はどういう風に考えてるのかとか、それを共有したいなと思ったのがきっかけです。

−−(ケンタさん)同じ年代の人たちが共有するものってありますよね。30歳っていうのもけっこうあるんですよね。magneticsっていうイベントをやってたんですけど、そのメンバーってだいたい30歳前後で。ほんとに年代で切るってのも面白いなって実感をしてます。

僕らよりもっと下の、いまの大学生、二十歳前後だと、ソーシャルメディアっていわれる、twitter、Ustream、youtubeとかが当たり前な世代になってくるわけじゃないですか。さっき草なぎさんが「デジタルとアナログの融合」って言ってましたけど、いまの若い世代は「融合」じゃなくて、扱いが同じなんです。現実とネットがほぼイコール。現実の世界がベースになっていて、それを補完したり拡張したりするのがデジタルのツールなんです。手の延長にiPhoneがあったり、目の延長にUstreamやyoutubeがあるっていう感覚になってきてる。

そんないまの若い人たちはもっと突拍子もないことを企画できるかもしれない。だから若い人の考えや新しい発想を、企画として打ち上げたり、いろんな分野で活動してる人たちをつないで新しい価値を生み出すっていうことで、いろいろな活動をやらせてもらっています。

▼思いを実現する場づくり

−−他には最近はどんな活動をしているんですか?

ほんとに最近だと、「格闘技とAR」っていうコラボレーションをやりました。きっかけは、コスプレをするファイターの長島☆自演乙☆雄一郎さんに84ismでインタビューする機会がありまして。同い年なのでいろいろ共感する中で、もっと新しいことをやりたいねと。

彼は、空手と同時にアニメも好き。それでK-1に行って、K-1とアニメをどう両立するかを考えて、どちらかを捨てるんじゃなくて二つをどうコラボレーションするかって考えて、それで「コスプレをして入場する」というパフォーマンスを始めたんです。それが面白いなって思ったので、さらに表現のしかたにAR,ネットを同じ土俵に上げるということで、AR三兄弟×長島☆自演乙☆雄一郎のコラボレーションを企画させていただいて、この間、史上初の「AR入場」をやりました。

僕はこの、やりたいっていう思いや気持ちを実現できるような場づくりに興味があるかなと思うんです。

−−思いを実現するような場づくり。たとえばどういう風に?

NPOやソーシャルビジネスの人たちとも話すんですけど、環境問題、温暖化とかゴミ問題とかって、もう誰もがわかっていて、アジテーションの時代じゃないわけです。そうではなくて、24時間の有限性の中で、いかにその活動にコミットするか、いろんな活動がある中でなぜその活動を選ぶのか、ってところが大事なわけです。活動に共感して、俺もなんか協力しよう、ってのが増えてくるからムーブメントが起こると思うんですね。

やはり何かをしたい、解決したいと思ってるひとの考えがうまく伝わらなければ、そこに共感、賛同してくれる人はいないわけじゃない。僕は、伝えたいメッセージも、伝わらなければ、そのメッセージはないのと同じだと思ってるんです。

結局、他人がいてはじめて自分が存在するわけじゃないですか。ひとがいて、レスポンスがきて、はじめて自分がここにいるって認識ができる。その人が思っている思い、言葉、考えを相手に伝えて、広げさせて、そこで共感してもらうための場づくりを、僕はしていきたいです。

▼発信者の編集能力と受信者への教育

−−仕事百貨も、どうやったらもっと多くの人に共有できるかって思いはあるので、そういう努力は必要だなって思います。いいものを提示したらなんとかなる、っていうことはないのかなって。

情報があふれてるわけじゃないですか。youtubeなんて毎日1時間で24時間分の動画が上がっているわけですよ。情報を全て知ることってのは不可能なんですよね。その中で、自分が知っている情報をいかに咀嚼して伝えるか、いかに相手に伝えやすく編集して表現するか、ということが求められています。情報過剰化社会での編集能力、ディレクションというのが大事になってくる。

−−情報の出し手としては、誰もが編集能力を必要とされる時代だと思います。受け手の側も咀嚼する力は必要ですか?

はい。いわゆるリテラシー、情報に対する接し方という、それもある種の教育だと思うんですよね。発信が編集なら受信は教育。発信がビジネス的なものであれば受信はパブリック、ソーシャルな意味合いがあります。だから教育とか政治とかの分野にも、もっとみんな関心持ってもらいたいし、そこが実は重要だと思っていて。ネット系・広告系の人たちだけじゃなくて、政治・教育系の人とも幅広く動いています。発信側の編集、受信側としての教育・リテラシー、ふたつの活動が僕のベースの活動領域になりますね。

▼中継ではなく対話手段としてのUstream

−−今回もUstream中継は江口さんに手伝っていただいているんですけど、たとえば、いろんなところに行ってUstreamで放送するっていうのは、どういう興味、価値観なんですか?

伝えることをサポートするっていう点でいうと、今の時代、広がる手段が増えてきたわけじゃないですか。いまもこの会場に20人ぐらいいらっしゃるけど、Ustream上では100人以上が見てる。ならそのイベントは現実を拡張して120人とか200人に思いを伝えられているわけです。

ただ、それぞれのツールには一長一短があって、本当の目的である「思いを表現する」ために、どのツールどどう組み合わせて使っていくかが大事なんですよね。イベントで200人集めるのがいいのならイベントでいいわけで、Ustreamは使わなくてもいいわけです。なんでUstreamを使うのか、どういう風に使えばいいか、そういったツールの使い方の提示を最近はしていますね。まだ「とりあえず中継すればいい」という感覚の人が多くて。一歩その先でどう使うかっていうのを、本当は話していきたいんですけどね…

−−「一歩その先」は、どうなっていくんでしょう?

Ustreamは中継って言われるけど、中継じゃないと思うんです。コミュニケーションツールなんですよね。画面を見てる向こうの人も、いち参加者として壇上にいるぐらいの組み込み方で、会話を促してコミュニケーションするっていう。テレビと同じ発想じゃだめだと思うんです。もともと作ったジョン・ハムさんの思想も、海外に行っている自分が家族と対話できるためのインターネットビデオっていうところからスタートしているし、twitterも最初はショートメッセージのやりとりをいかにリアルに近づけるかっていうところがベースになってるわけで。基本はコミュニケーションなんですよね。

ひとと対話してナンボ、ひとがいて自分がいる。言葉のキャッチボールだったりアクションのやりとりの中で、コミュニティがうまれて、そのコミュニティから「ソーシャル」といわれるものが形成される。その中でどう関係性を構築していくか。

ただそのツールがリアルなのかデジタルなのか、場所が変わっているだけで、本質はまったく一緒だと思うんですよね。こうやってリアルで話している言葉とtwitterでやりとりしてる言葉がほぼ同じっていうのが結局一番よかったりするんですよね。

▼いま面白いことにいまアクションを起こす

−−今後こういうことをやっていきたい、っていうのはありますか?

今日もいろんな人が「自分の5年後10年後はわからない」って言ってますけど、それと一緒で、将来のことより今を大事にしたほうがいいのかなって。確かに将来こういう目標を持ちたいって言うのはあるけれど、それは暫定的な目標であって、いま面白いこと・興味があることに、いま飛びつくことによって、将来は構築されていくと思うんです。

多分来月なにやってるかわからないし、来年日本にいないかもしれない、そのワクワク感。自分がなにやってるかわかんないけど面白いことやっていきたい、っていう根源的な欲求を大事にしていきたいなと思うんですけど。

長期的には、ひととひととがコミュニケーションできる場づくり、教育と編集というフィールド、そのベースさえ間違ってなければ、自分のやることは何でもいいなと思うんです。

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