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For Creative Communication

#gdTokyo クリエイティブな場の創り方

greenz.jp (@greenz) 主催、2010年8月号の green drinks Tokyo (#gdTokyo) に行ってきました。

テーマは「ワークショップのデザイン」。ワークショップ、ファシリテーションは、学生団体での活動を通じてけっこう研究をした分野です。いまも場づくりの基本的な考え方として何度も参照するし、ワールドカフェを始めワークショップ的な場にもよく参加してきました。

今日も、片手にiPhoneとCX1、片手に「ほぼ日手帳」とビール、という装備で、中継タイムラインに参加しました。ustreamでも配信・録画されています。

今回のスピーカー3人のうち、中西紹一さんは、本格的な「ワークショップ」の実践報告と理論的バックグラウンドについてのプレゼンでした。あとのお二人、TEDxTokyoの井口奈保さん、Blabo!の坂田直樹さんは、ワークショップ「的」な側面を持つ、2000年代的な活動の紹介でした。そこに含まれるワークショップ的な要素について、どうとらえ、どう考えるか、というのを中西さんとモデレーターYOSHさんのやりとりの中で咀嚼をしていく、という会になりました。若い二人に対して「○○はどうしてるの?」と問いをぶつけ、一方でレヴィ・ストロースなどを引き合いに出して抽象化していく中西さん(やや酔っ払い)、という構図は、とてもクリエイティブなものでした。

#gdTokyo 坂田さんは、クリティカルな経営課題を、広くユーザーに向けた問いに翻訳する、編集者、オーケストレイター。
(tweeted by me @irritantis)

話の順番と前後しますが、「ゆるいプラットフォーム」twitterを土台に、バーチャルなブレーンストーミング空間を作り出した「Blabo!」の坂田さんのお話。スポンサー企業が出すお題に対して、100人を越える参加者が答えを呟いていくBlabo!の空間をファシリテートするのは、「ラジオの構成作家」さん、とのこと。短い口語体ですごいスピードで流れるタイムラインをさばいていく「運動神経」みたいなものは、ラジオパーソナリティの即興トークと共通するところがあるのかもしれません。先日の「言葉のデザイン」で高橋源一郎さんが話していたtwitterの性質みたいなところと絡んで、ますます面白い話でした。

ガリバー社の事例の中で、「競合他社も見られるオープンな場の中で、本質的な経営課題をそのまま出すことはできない。それを僕が翻訳して、オープンな議論ができる問いに変換していくんです」という話も印象的でした。ワークショップでもきわめて重要な「問い」を作る部分。それは生み出される場にも、結果のアウトプットにも直結するものです。その問いを正しく、適切に立てられる編集能力が、ファシリテーターに求められる重要な資質の一つになると言えそうです。

ちなみに、「オーケストレイター(orchestrator)」という表現は、コーディネーター、オーガナイザーと似たような概念だけれど、原義であるオーケストラの連想から、より協調性・調和性を重視した関わり方をイメージさせますね。

TEDxTokyoやTEDxTokyo yzのコミュニティビルディングのデザインの仕方は、そのままワークショップデザインに通じるのだと、もっと明確にすればよかったね。 #TEDxTokyo #gdTokyo #TEDxTokyo_yz
(tweeted by @nafnaf)

「コミュニケーション・プロセス・デザイナー」という肩書きの奈保さん (@nafnaf) の話で印象的だったのは、とても大勢のボランティアの期待値のコントロールに、丁寧に取り組まれていること。プロボノ活動と同様、オフの限られた時間の中で、リアルで会える機会はとても限られています。そんな中、「バーチャル・チームビルディング」を通じて、メンバーのコミットメントを高めていくこと、やりたいこととアクションを一致させ、なおかつコミュニティの向いていく方向に沿わせていくことは、とても難しいことだと感じます。ファシリテーターは、メールやオンラインでのやりとりはもちろん、電話(はしないのかもしれないけど)や数少ないMTGの場を緻密に設計していかなければならないのでしょう。その方法論は、サービスグラントの運営においても、とても関心のあるところです。

また、この6月から始まったTEDxTokyo yzは、まさに今ブレーンストーミングを行っている、形成期まっただ中。アイデア出し、統合、意思決定、そのプロセスがまさに「ワークショップ的」であることは、ファウンダーのひとり・西村さん (@DialogueBar) のこれまでの場づくりを拝見していてもよくわかります。10月に予定されている第2回、そして今後のyzがどのように形成され、どんな場になっていくのか、とても興味があります。

実は、後半のネットワーキングタイムは、リーラボ仲間のKei (@remore) の紹介で、TEDxTokyoのメンバーが集まるテーブルに混ぜていただいて、5月・6月までの活動でどんなことがあったのかとか、なぜTEDxに関わっているのかとか、これからのyzのこととか、そんな話に加わらせていただきました。Ryuta, Wataru, Takako, Jin, Kei。新しい世界に一歩踏み出したような一日になりました。

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