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「質問力」一本勝負!某ソーシャルHR研究会に学ぶ、満足度の高い勉強会運営の作法

The Gothic Study - The Private Library of William Randolph Hearst

「勉強会やろうよ!」と誰かが言い、あなたが会を主催(Host)することになったとき、どうやってその会を充実した場にしていきますか?

ここ数年、「勉強会って何?」のイメージが湧かなくて、ずっと悩んでいました。それが、先日、LinkedInに詳しい谷口正樹さんの主催する「ソーシャルHR勉強会」なるものに招いていただいて、一つの成功パターンが明確になりました。

それは、「質疑応答で組み立てる」という方法です。

うまい勉強会運営のパターンとは?

2/16に開催された会は、次のような経緯で始まり、進行していきました。

  • 谷口さんから「引きあわせたい人がいる」とLinkedInから連絡あり →候補日を連絡
  • いつの間にかfacebookでイベントが立っていて、15人ぐらい招待されている(!)ことに気づく
  • 会のコンセプトに近いことを話せそうな仲間を誘う
  • 冒頭プレゼンしますよ、と申し出て、参加者から「事前質問」を集める
  • 「コミュニティ運営方法」事前質問に沿って資料などを準備
  • 当日、事前質問とはいろいろ違う視点から、次から次へと質問が出る
  • 次から次へとぶっちゃけた答えを返す(ところどころサイトやflickrを参照しながら回答)
  • 質疑応答が一旦途切れたところで終了

20時集合の勉強会、質疑応答終了時点で、22時半。
「どうせ1時間ぐらいでネタが続かなくなって飲み会に流れる感じでしょー」
と軽く考えていたのですが、会社紹介の話でここまで白熱するとは…。
(「消化に時間がかかりそう」「(充実しすぎて)吐きそう」という声が続出するほど、濃厚な会だったようです)

勉強会の進め方・運営の仕方としてこの会を振り返ったとき、いくつかの絶妙なポイントが重なって、非常に満足度の高い場が生まれたと感じています。

<主催者(Host)のポイント>

  • 「皆が本当に聞きたいこと」にフォーカスできるよう、参加者をナビゲートする(企画趣旨を丁寧に伝える、事前に質問を出してもらう)
  • 聞き手に「共通性」と「多様性」のバランスを取るような人選 (Participants Curation)

<聞き手(Audience)のポイント>

  • 明確な「知りたいこと」から軸をずらさず、仮説思考に基づいて、質の高い質問を投げ続けること
  • 他のメンバーから出た質問に重ねて、問いを深めたり幅を広げていくこと(おもむろに話題を変えるのではなく、「沿いつつずらす」話題の展開)

<話し手(Presenter)のポイント>

  • 「聞き手(他の参加者)」が聞きたいことに、極力広く深く答えることに集中する
  • いろいろな質問に答えられるよう、写真、ブログ記事、データなどの「小ネタ」を蓄え、アクセス可能にしておく

一貫しているのは「質問の質」の重要性です。学びたいことを質問し、答えるという、勉強の原点に立ち返り、かつ、参加する誰もが「質の高い学びを得たい」という高い志を持って集まることが大事なのかなと思いました。

「カジュアルな勉強会の進め方」?

ところで、田口元さんのブログ IDEA*IDEA に、「カジュアルな勉強会の進め方」というエントリーがありました。

田口さん流の進め方では、

  • 冒頭で質問を集める(ポストイットに貼る)
  • 質問に合わせてプレゼンを端折る/補足する
  • さらに質疑応答を続ける

ということで、こちらも徹頭徹尾、質問ドリブンになっています。

勉強会を新しく主催するときは、田口さん流の進め方を基本に、かつ、事前の質問収集を確実に行うことが、会を充実させるポイントかなと思います。そうすると、勉強会の企画運営にあたっては、どちらかというと話す(話題提供)側ではなく、「聞く側」に近い立場の人が主催(Host)する方がうまくいくと思います。話す側主導の会の場合は、より注意深く聞き手の興味を知る必要がありますね。

新しい知識を学び、実践することや、学ぶプロセスの中で新しい人と出会い、語り合うのは、本当に楽しい経験です。社内でも、朝の定時前の1時間を自主勉強会に宛てる日が増えていますが、多くの人が勉強会に参加したり、場をホストする中で、一緒に成長していけたらいいなと思います。

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