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Mac版PowerPointで、テーマの「フォントパターン」をカスタマイズする

PowerPointの「テーマ」をデザインする時、Macユーザーにとって非常に困ったことがあります。

テーマの構成要素である、「配色パターン」「フォントパターン」「スライドマスタ」のうち、Mac版Powerpoint(2007/2010)では、なぜか「フォントパターン」のカスタマイズのみ不可能という謎仕様なのです。これでは「デフォルトのフォント」を変更することができず、非常に非効率。Google先生に聞いても「Macではできません」か、「XMLを編集しろ」というよく分からない英文ページが出てくるのみ…

mac_nomenu

そこで、簡単にできる方法を発見しましたので、手順を紹介します。

フォントパターン定義XMLファイルを所定のディレクトリに設置

まずは、このファイルをダウンロードしてみてください。(ge.tt上に公開しています)

これが、フォントパターンの正体です。XMLで書かれています。見出し用に小塚ゴシック Pro H/Avenir Heavy、本文用に小塚ゴシック Pro R/Avenir Lightを指定しています。

このファイルを、以下のフォルダに配置します。

/Users/(username)/Library/Application Support/Microsoft/Office/ユーザー テンプレート/個人用テーマ/Theme Fonts

path_to_xml

ここで (username) は個々人のユーザ名を入れます。Application Supportフォルダは不可視なので、たどり着けない場合は、次の方法を用います:Powerpointの「テーマの保存」の初期表示が、「個人用テーマ」ディレクトリなので、ここに表示されている「Theme Fonts」ディレクトリを、Finderの「よく使う項目」サイドバーにドラッグします。こうすると、このフォルダへのエイリアスができるので、クリックすればOK。

path_to_folder

この状態でPowerpointを起動すれば、「小塚ゴシック+Avenir」というフォントパターンが「ユーザー定義」として出現し、テーマに利用可能になります。小塚ゴシックはAdobeの付属品、AvenirはOS X Mountain Lion等の標準バンドルで、非常に綺麗なフォントです。

theme_option

XMLファイルを複製・編集して新たなフォントパターンを作る

さて、それでは任意のフォントパターンを指定するには?
さきほどTheme Fontsフォルダに格納した 小塚+Avenir.xml をテキストエディタで開きます。
すると、フォント名が記述されていることに気づきます。このフォント名を、任意のものに置き換えて保存すればOK。

edit_xml

  • a:majorFont -> 見出し用 (latin:英文、ea:日本語)
  • a:minorFont -> 本文用 (latin:英文、ea:日本語)

typeface の値に入れる、ウェイトまで含めたフォントの正しい表記は、FontBookで確認できます。
XMLファイル自体を複製すれば、何種類でもパターンを用意できます。筆者は「Axis+Helvetica Condenced Bold」「新ゴ+Frutiger」「メイリオ」などを気分で使い分けています。

fontbook

このXMLはどこから?

実は、「小塚+Avenir.xml」の元データは、Windows版Powerpoint(2010?)で「新しいフォントパターンを作成…」で作成されたものです。Windowsでは、フォントパターンデータは以下のパスに格納されています。

(username) > AppData > Roaming > Microsoft > Templates > Document Themes > Theme Fonts

このディレクトリもアクセスしにくいですが、Windows7では同様に、「現在のテーマを保存」の初期画面に表示される Theme Fontsフォルダをサイドバーにドラッグすれば、ショートカットが作成されます。このファイルをMacに移して編集すればOKです。

win_pathtolib

なぜこんなに面倒な手順が必要なのでしょうか…。
ともあれ、参考になれば幸いです。

#そもそもKeynote+Pagesでいいんですが、やはり業務上Win環境との互換性の問題があるのと、「コネクタ」が非常に優れているので、最近は完全にパワポに業務が最適化されています。。

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