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このボカロ楽曲が(・∀・)イイ!! 2014年後半のオススメVOCALOID曲7選

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2014年、ボカロはすっかり「下火」になったと思っていませんか?

実際、2014年の投稿作品で「伝説入り」=100万再生を突破した楽曲は1曲(ストリーミングハート / DECO*27)しかありません(多分)。しかし、「殿堂入り」=10万再生を越えて支持される名曲・名作は、数多く生まれています。

筆者は2014年6月頃から、ニコニコ動画”VOCALOID”カテゴリーの週間(たまに24時間)ランキングを眺め続けてきました。あと「ぼからん」=週刊VOCALOIDランキングはおおむねチェックしていたような…。ちなみに筆者、作曲や打ち込みはしません。ボカロもMIDIキーボードもCubaseも持ってない聴く専門です。でもいずれアレンジはやってみたい。

そんな背景から、今年の6月以降にVOCALOIDカテゴリに登録された動画作品の中から、特にイチオシの7曲をご紹介します。

ツギハギスタッカート / とあ

まずは、いきなり今年の自分的“Song of The Year(最優秀楽曲)”がこちら。

2014/6/12投稿、40万再生(再生数は2014/12/27時点。以下同様)。

題の通り跳ねるような軽快リズムのピアノに、切ない歌詞の世界が際立つ「ツギハギスタッカート」は、とあさん @o0toa0o の出世作です。ぼからんでも長くランクインを続け、火種さんの「PVつけてみた」や、ダンスユニット【先生と僕】の「踊ってみた」など、愛溢れる派生作品も多数生まれました。

ちょっと拙い感じの発音が残る調声に、「咳払い」など耳なじみのないギミック。何回聴いても泣ける。

イヤホンと蝉時雨 / Orangestar

続いて自分的“Best New Artist(新人賞)”は、「蜜柑星P」こと、Orangestarくん。アメリカ在住の高校生という話。

2014/7/17投稿、33万再生。

IAが歌う「イヤホンと蝉時雨」は、真夏にこそ聴いて欲しい爽やかな1曲。ギター伴奏中心のシンプルな楽曲で、その分まっすぐな印象が強いです。この曲が蜜柑星P初の殿堂入り、続く「アスノヨゾラ哨戒班」も、週間ランキング1位を獲った人気作です。これから本当に伸びて欲しいボカロPのひとり。

曖昧劣情Lover / koyori(電ポルP)

2014/8/14投稿、28万再生。”Best New Vocal” は、2014年7月にヤマハからVOCALOIDライブラリ「v flower(フラワ)」を推したいと思います。初音ミクやGUMIの声とは随分個性が違う、中性的な声。

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「曖昧劣情Lover」はド直球な恋愛ギターロックなのですが、この曲があったからこそ、v flowerというプロダクトが、文字通り花開いたんじゃないかと思います。公式デモ曲よりもぐっと魅力的で、世界観を拡げている。Vocaloidは、「機械っぽくない声」に整えるプロセス(調声)如何で印象が大きく変わってしまうものですが、koyoriさんの「神調教」には、しびれます。

電柱静止画サムネイルがトレードマークの “電ポルP” koyoriさん @koyokoyokoyoriは、この曲が通算19曲目の「殿堂入り(10万再生越え)」。今年8曲の新曲が上がっていて、いつも新作を楽しみにしています。


ところでNew Vocalといえば、3年振りの「VOCALOIDエンジン」のアップデート、VOCALOID 4が12月下旬にリリースされたのを受け、VY1V4によるカバー曲 Fairytale, / cilliaが年末急上昇しています。”VY1″は、2011年にヒットしたEZFGさんの曲「サイバーサンダーサイダー」の声(VY1V3)といえば分かるかもしれません。Fairytaleの0:45辺りに現れる「グロウル」(うなり声合成)など、「どこまで機械っぽくない声に近づけるか」を追求するメーカーとクリエイターの職人魂みたいなものに脱帽するしかないです。鬼調教。

エンドロールに僕の名前を入れないで / みきとP

“Best Rock Performance”。2014/10/12投稿、12万再生。

「いーあるふぁんくらぶ」の みきとP(@mikito_p_) は、2014年11月に2ndアルバム “GOOD SCHOOL GIRL” をリリース。高校生の青春モチーフで、わりと明るめの曲が多いアルバムの中でも異彩を放つ、強烈なロックサウンド。

GOOD SCHOOL GIRL (通常盤) ジャケットイラストレーター:456

主人公の和美のことを、わかるわかる、と共感の目でみるか、なんか突っ張ってて可愛いやつだな とおもうか。
どちらにせよ憎めない奴なのは変わりないとおもう。(公式サイト解説文より)

ニコニコ動画のコアなユーザーって、それぞれに中二病こじらせたみたいな人が多いと思うんだけど、そのモヤモヤっとした胸の奥の方にガツンとぶつけてくるような主題提示。声も、音も、動画も、とことんかっこいいです。

オノマトペメガネ / ねこぼーろ(ササノマリィ)

“Best ピアノリフ of the Year”(そろそろ分類がいいかげん)。2014/10/2投稿、8万再生。

ボカロP ねこぼーろさんが、この曲のセルフカバーの辺りで歌い手 ササノマリイ としての活動にシフトし、10月にはアルバム『シノニムとヒポクリト』をリリース。ボカロ楽曲の「歌ってみた」にはそもそも男声が多いけれど、同時投稿のセルフカバーはあたかも「裏と表」で、違った世界観を見せてくれます。個人的にはどっちかというとミクverの方が好きなんですが、iTunesで曲買っていつも聴いてるのはササノマリイ版のほう。

ピアノリフ賞の次点(というか別賞的な)は、ちんたらさんの「めめめめめ」。変なタイトル。変則リズムと急転するサビが癖になる一曲。そらるさんの「歌ってみた」も伸びました。

ヒビカセ / ギガP

“Best Dance/Electronica Song”。2014/9/24投稿、32万再生。多作なギガPの中でも特に硬質な一曲。作詞れをるさんによる歌ってみたverもよくて、再生数も自分が聴いてる回数もverれをるの方が上。縦ノリで何度も聴いちゃう。EDMっていうジャンル?

ギガPが自分で歌っている「drop pop candy」 や、1月の「LUVORATORRRRRY!」も良かった。ヒビカセは派生作品が少なめだけど、2012年頃からギガPの曲は「踊ってみた」にも名作が多いと、友人にいろいろ教えてもらってます。

恋愛裁判 / 40mP

最後は。“Best Pop Group Performance”的な1曲。6/10投稿、73万再生。40mPの今年を代表する作品です。

で、オフィシャルMVを一周観た後で、ぜひ「メイキング」こそ観ていただきたい!!

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チーム40mPの制作風景を7分にまとめた貴重な「意図開き」作品です。これが10万再生越え。特にCubaseの調声プロセスとか普段見えないシーンが満載。ピアノ:事務員G。ベース:mao。ギター:[TEST]。ドラム・パーカッション:ショボン。MIX:Takashi Nemoto。動画・イラスト:たま。

「曲作りってこんなに大変なんだ…」という驚きと、「これだけやりこんじゃう気合いすごい」というのと、「みんなでつくるのってすごい楽しそう」というのと、強烈な憧れをもって何度もこの映像をリピートしています。

自分はもともと、VocaloidというよりDTMの世界に興味があって(興味があるだけで結局手を出していない)、その理由は「打ち込みでいろんな音がつくれて、ひとりで作品が完結できる」という可能性への期待が大きいのでした(高校生の頃、MIDIキーボードをもし買ってもらっていたら絶対人生違っていると思う)。

しかし、カゲプロで一世を風靡した じん(自然の敵P。後期作品はギター:じん、ベース:白神真志朗、ドラム:ゆーまおの編成)然り、チーム40mP然り、生音バンドサウンドにボーカルだけ機械音を載せるというスタイルは、一段違ったかっこよさがある。ボーカルがいないバンド。そこに多様な「歌ってみた」が派生して、それぞれ違った解釈の作品が生まれる。

ちなみにチーム40mPは、「歌ってみた」が人気の歌い手を何人か迎えた「虹色オーケストラ」として、ちょうど昨日 2014/12/27 に、東京国際フォーラム ホールAで第5回講演をやっています(リハを生放送で観た)。

VOCALOIDコミュニティの作品群を観ていると、本当に多様なクリエイティビティに接することができて、本当に幸せです。最近はiTunesで楽曲購入できるものが多く、オフラインでいつでも聴けるのも嬉しい。


40mP作品の派生でもう1曲紹介するなら、3月に投稿された、「からくりピエロ」のJazz ver.も、最強です。koma’nくんの見事なジャズピアノとコーラス。


ということで個人的なオススメ7曲のご紹介でした!連続再生用にマイリス公開していますのでこちらもどうぞ。

再生数はもっと多い曲がいろいろあるし、曲の系統もそれぞれなので、他の人のまとめもぜひ読んでみたいです。来年もウォッチを続けます!

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