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For Creative Communication

テンパっている時に我に返る方法を複数持っておく。

一時的に仕事のプレッシャーが高い状態が数日続いたりするとすぐ、精神的にいっぱいいっぱいになってしまうのですが、そんなとき「我に返る」方法をいくつか持っておくとあまり不安にならずにすみます。「いくつか」と書いたのは、ひとつだと効かないときもあるから。


自分の場合、まずは「書く」こと

「モーニングページ」という方法があります。西村佳哲さんの「インタビューのワークショップ」でこれを教わって以来、時折ツバメノートを広げて万年筆を持ち、15分ぐらいのタイマーをかけて、心に浮かぶあれこれをとめどなく書き連ねる…ということをやっています。

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オリジナルは、ジュリア・キャメロンの『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』という本で、本来は「毎朝3ページほど、意識の流れをありのままに手書きでつづる」とされています。が、厳密でなくても。普段は15分集中できたとして、B5判1ページが埋まるくらいです。原典でも「脳の排水」と称されているように、モーニング・ページの目的は、自分の中でもやもやしていることを言葉にしてすっきりすること。

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

誰かに愚痴や不満を聞いてもらう代わりに、怒っていること、悩んでいること、虚しいと感じていること、気がかりなこと… などを文字にしていくと、いつしかすっきりして少し前向きになっている。15分書き続けるというのはけっこうしんどくて、10分ぐらいで書くことがなくなってくるんですが、大事なのはちょっと踏ん張って言葉を絞り出すこと。

同じように「時間を決めて、編集せずにただひたすらペンを動かす」というやり方は、わたしのバイブルであるナタリー・ゴールドバーグ『魂の文章術―書くことから始めよう』でも、文章修行の基本形として語られていること。しばらく前は30分ぐらいずーっと書き続けられた気がするけど、さぼっていたら「書き続ける体力」が随分衰えている。お気に入りの本を読み返すだけでも元気になれるけれど、信頼できる「排出」方法をひとつ持っていると、楽になれると思います。朝だけでなく、出勤前のスタバや、子どもが寝入った後、近所のバーに篭もって書いたりもします。


それから、瞑想

最近Mindfulness Appというアプリを買って、英語の音声ガイド付きで5分間の瞑想を始めました(15分は、さすがにまだ続けるのが難しい…)。「瞑想」は、本当に何もせずに耐えなきゃいけないようなイメージがあるけど、音声ガイドでは、意識的にからだの一部分や呼吸に意識を当てていくように誘導されます。仏教の座禅でも「数息観」=呼吸を数える、という方法を説明されますが、基本は「呼吸」に集中すること。

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瞑想には、確かな沈静作用を実感します。

単に深呼吸するだけでもいいし、ヨガも良いし、サウナに籠もるのもいいですが、自分の場合は「ガイド」があった方が続けやすい(というより、変化がないとすぐ飽きてしまう)。「ちょっと待て、落ち着け」というときに、5分単位でリセットするのは即効性があります。ただ、どうしても「わだかまったもの」は、沈静するだけでは解決しないので、書いたり話したりで「排出」してやらないと、なかなか回復しない。


スポーツは、万能でした。ちょっとした筋トレやランニング。水泳。ことし1月からは週1でスカッシュとサウナ通いを始めましたが、続ければ続けるだけ、本当に基礎体力がついて、落ち込みにくくなる。続かなくなっても、めげずに再開することが大事だと思う。

ほかにもいわゆる「気分転換」の方法はいろいろあるわけです。料理は…ちょっと段取りが悪いと自己嫌悪が加速する(笑)のでちょっとリスクもある。掃除。甘い物。お茶、コーヒー。タバコは吸わないけど吸う人は。信頼している本を読み返す。

でも「気分転換」でリセットできるのは、あくまでごく短時間分のストレスじゃないですか。つらい状態が長く続くと効かなくなってくる。

できることなら、安定感と包容力を備えた「聞いてくれる人」に、洗いざらい話してすっきりしたい(うちで言うと川上さんみたいなシニアマネージャーがいるのは本当に恵まれてる)。でもそれが関係性の面で難しかったり、話し言葉にするのが苦手だったりしても、「自分の中で無理せずこなれさせる」方法を持っていたら、ある程度コントロールを取り戻すことができると思う。ここに書いた私流の「書いて排出する」「瞑想して沈静する」というのがうまくはまる人がいれば幸いだし、もっと「自分で我に返る」のが上手な人(あるいは試行錯誤を続けてきた人)には、その経験をぜひ教えてほしいです。

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