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この新卒採用サイトが(・∀・)イイ!!2017

この3月1日からいよいよ2018年卒の就活が本格的に「解禁」となり、各社「新卒採用サイト」を作り込んできていると思います。新卒採用サイトは、

  • オーディエンスが明確(大学3〜4年生)
  • スコープが少ない(制作枚数が少ない、CMSなしでも作れる)
  • ステークホルダーが少ない(人事、広報、経企系部門で小さく走れる)

といった性格上、尖ったクリエイティブが出しやすい側面があり、眺めていて色々楽しいです。本記事では、特に特徴的だと感じた新卒採用サイト5つを紹介します。

近畿大阪銀行:ザ・ビューティフル

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この記事を書こうと思ったのはひとえに盟友Spicatoさんが制作した近畿大阪銀行を紹介したいという事情に尽きるのですが、まずはトップページ背景動画の強烈なインパクトに注目。眼力のある若手社員、シネマグラフ風の「静止」と「歩いて行く姿」の対比を繰り返すストーリー。ボカシ効果と、上に重ねた斜線マスクを重ねて、主張しすぎない「地域」の背景イメージ。この動画はmp4埋め込み(YouTubeじゃなかった)でPC版限定ですが、イマドキの「背景動画」手法を使いつつも、超高品質な企画と編集だと思います。

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下層で企業情報を伝えるコンテンツとしては、「1番の銀行」というページの中で、数多くの《ナンバーワン》ファクトを紹介。「日本で唯一」の事実が強いことはもちろん、それが「関西地銀でNo1」という範囲だとしても、十分に強いメッセージになるし、このページを眺めるだけでも「信託」というキーワードが際立っていて、個性の強い銀行であることが伝わってきます。

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作り込まれた下層コンテンツページ。基本の本文は、大胆にも日本語アーリーアクセス版のWebフォントNoto-sans JP” を採用。font-size:14px / line-height: 28px (2.0相当。ちょい広め) / margin-bottom:15px という指定は、読みやすい絶妙なバランスだと思いました。

各ページ、統一感のあるレイアウトに納め、読みやすく意味のある文章を配置するのは、ライティングの力もかなり大きいと思います。

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コンパクトなフッターを「次への導線」として活用。20枚くらいの小規模サイトでは、フッターから全部のページを見渡せるので、「サイドバー」がなくても全然横移動に困りませんね。コンバージョン/CTAの「ENTRY」ボタンも、くどくなく主張するバランスでフッター常設、良いと思います。

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ディレクションのBeatLogueさんは存じ上げませんが、やりますね!(このサイトはデザインはもちろん、企画・設計の良さも相当あると思います)

いつもお世話になっている熊取のSpicatoチーム:細尾さん、井上さん、松尾さん、写真・映像の北山さん、見事なお仕事おつかれさまです!(クレジット表記はSpicatoのFacebook投稿から引用)

Creative Direction / Planning / Copy Writing / Movie Edit : BeatLogue
ArtDirection : Masayuki Hosoo(spicato inc.)
Design : Yuko Inoue(spicato inc.)
Coding : Mariko Matsuo(spicato inc.)
Photo / Movie : Katsuya Kitayama

 

宮崎太陽銀行:一球勝負

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地銀ネタが続きますが、宮崎太陽銀行は1ページ完結の《LP》です!潔い!

名前の通り《太陽》感に振った黒+オレンジの色調、「HEAT UP」アツくするというストレートなメッセージ。地方創生文脈に振り切った「宮崎」感。まさに一球勝負、どストライクなクリエイティブだと感じました。

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写真にも太陽。確かにスペック的な情報とかは、どうせリクナビの方(エントリーを押した先)に書いてあるので、重複させずに自由度の高いデザインに振るのは正解かも。「READ MORE」の先が未整備なのは、まあ、ご愛敬(笑)。

MoneyForward:価値観を端的に

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Fintechの雄・マネーフォワードさんの新卒採用TOPは、黒くて太い矢印がうねうね動きながら、メンバーの写真を上に重ねるアニメーション。「誠実に。大胆に。」というメッセージ。この文字自体がばっちりBoldですが、「Bold」っていうメッセージは、すごくベンチャー感あっていい感じです。ただしその前に「誠実」を置くことで、金融業界的な信頼感・安心感を強調。キーカラーのオレンジベタを綺麗に使って、端的に価値観を表現していると思いました。これは、誠実で大胆な人は来るでしょう!

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インタビューは超テッキーな感じで、テクノロジーベンチャーぽい雰囲気です。ここに女性を一人入れるか入れないかで、相当印象は変わってくると思いますが、白を基調にシンプルにまとまったデザインと相まって、信頼感が高い印象です。

村田製作所:対比によるダイバーシティ

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「部品(ナカ)」っていうコピーだけで訴求力があるところに、競争力の高いものづくり企業のアドバンテージがあるな… と感じたのが村田製作所の新卒採用トップです。別に「部品」自体の写真は出していなくて(ロボットはいるけど)、ビジュアルは「世界」をイメージさせる何枚かの写真を拡大エフェクトで切り替える形。関西の大手メーカーでは、オムロン、ローム、島津それぞれ違ったメッセージを出してるけど、「グローバル企業」に振ったメッセージにしているのは、村田さんの特色だと思います。

このサイトでひときわ目を引いたのが、「2人組」の人物写真です。

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社員1人の顔写真を並べるふつうの社員インタビューではなく、あえて「対比」を意図した置き方。これだけでなんとなくダイバーシティ感を感じるのはなぜでしょうか。

ここから下層コンテンツに飛ぶと、ちゃんと写真の二人のキャリアパスを対比させながらメッセージに落とし込んでいて、これは良い企画/編集だと思いました。そして、技術のお兄さんの笑顔、最高です。

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アース製薬:新CIの先行御披露目

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最後に紹介するのは「アースジェット」のアース製薬さんですが、社名のアース連想で「地球」っていう路線に振るんだーと思ったら、まさに今年2017年1月にCIを大刷新したばかり。本体サイトのリニューアルはまだのようですが、採用サイトのコンセプトは新CIに沿った方向性に振っているようです。

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IR情報>最新の決算説明会資料の中に従来との比較が出ているんですけど、
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これは大違いや…!

そして「ゴキブリ用殺虫剤」というプロダクトを、パッケージデザインに引っ張られず、やわらかいイラストを用いてしっかり「Earth感」に持っていくクリエイティブ品質、さすがすぎます。

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ということで勝手ながら5社のサイトを選んで紹介してきましたが、まだまだ優れたクリエイティブはいっぱいあるはず!コメント欄やFacebookなどで、ぜひ「おすすめ」を教えてください。

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