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For Creative Communication

眼と頭を「観察モード」に切り替える方法

通い慣れた街でも、ちょっと眼と頭を「観察モード」に切り替えると、いろいろ変なものが見えてきたりします。どうやって「切り替える」のか?(それにしても写真が汚い…w)

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弊社東京・渋谷オフィスで、全社勉強会 “CreativeMTG” が月1回開かれます。いつもはプレゼン大会形式ですが、2017年6月は「デザインリサーチ入門編」としてリニューアル。イノベーションメーカー棚橋さんと、『デザインリサーチ実践ガイド』の執筆を指揮した神野さんが主導して、みんなで「観察」のワークをやってみました。

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お題は、渋谷の街の「ナンデ?」を集めてくること。なんでここにあるの?なんでこうなってるの?(NaNDe?の第1回目 で NND #1)

スマホカメラを使って「引き」と「寄り」の2枚組で5組以上素材を集めます。京都から参加した私も、渋谷駅東口から宮益坂下、ヒカリエ前、明治通りの工事しまくってるエリアをぐるっと回って道玄坂上まで、いろいろ集めてきました。

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「へんなものないかな?」って強く意識しながら街を歩いていると、本当に次から次へとへんなものが見つかるのです。昼間11時ごろ、きょろきょろしながら歩いて、突如立ち止まって写真を撮る人(一応往来の邪魔にならないように気を使うのでわりと歩みは遅い)なので非常に変な人ですが、とても楽しいワークでした。

松岡正剛の『ISIS編集学校』初級編「守」のカリキュラムの中に、「注意のカーソル」という言葉が登場します。マウスカーソルが動くように、自分の目線・注意がどこに向いているかを意識的に追跡してみる、というテクニック。まさに今回の「観察」体験は、『なんで?』という問いを強く持つことで、街の見え方・情報の拾い方が完全に変わるということを印象づけるものでした。

景色を漫然と眺めていても、意識的なインプットはできない。
「問い」がズレていたら、注意のカーソルはそこに向かないし、向いた先のインプットが使えるものにならない。

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1時間半ぐらいのワークは、メンバーが5〜6人×5グループに分かれて、持ち寄った写真を共有しながら、カテゴライズ・名付けを行って整理。今回は問題解決というより「どんな視点で編集できますか?」というくらいの軽い収束だったので、メンバーの趣味的感性とか、ディスカッションの中でのヒラメキとかが軸になる分類ワークでした。自分と異なる感性や問題意識が加わって、観察が重厚になるのが、グループワークの価値。こういうのはやっぱり、一人でやろうとしちゃダメですね…

観察(observation)、フィールドワーク、デザインリサーチは、近年ロフトワークの「基礎技術」として存在感を日に日に強くしている技法。簡単なワークでも、「切り替える体験」の回数を重ねて、現場で使えるようにすることが大切だと思いました。

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